I wish...?

アクセスカウンタ

zoom RSS 即興小説〜紅い薔薇〜(手直しver)

<<   作成日時 : 2012/11/12 02:03   >>

ブログ気持玉 0 / トラックバック 0 / コメント 0

即興小説、というのをちょっとやってみた。


が、タイムアップで最後書けなかったので・・・コッチに移動ですw

未完ですが、こちらもドウゾ

一応、全部文章引っ張ってきて、コッチで読めるようにしておきます。




古今東西、多種多様の花あれど。
バラほど世界各地で愛される花もそうはない。
派手。愛の象徴。優雅。
キミの誕生日に、年齢の数だけのバラの花束を・・・なんて言葉はもうどれだけ使い古されてるのだろう?

そういえば、不可能の象徴とされていた、青いバラも・・・いつの間にか出来上がっていた。
不可能が可能になり、キセキの象徴になり・・・と、これは今の私にとってはどうでもいい話。

問題は・・・目の前の光景だ。
「好きだ。付き合ってくれ」
そう言った彼が、私に向けている、1本の赤いバラの花束。正確には束、では無いけれど・・・
「えっと・・・うん?」
まだ状況が飲み込めずにいる。は?好きだ??付き合ってくれ??
いや、その申し出は凄く嬉しいし、呼び出された時に何も期待してなかったわけじゃない。
むしろ期待して・・・って、それも混乱してくるから、ちょっと考えるのやめよう。
どうしてこうなった??
どうなって、この状況を作り出してる??
「ねぇ・・・一つ聞いていいかな?」
私は必死になって事態の把握に乗り出した。

彼との付き合い・・・知り合いになったのは、高校を出てスグの頃。
まだ桜の咲いてる時期だった。
大学への進学をきっかけに、私は晴れて一人暮らしという自由の身をゲット。
大学に近いアパートを借りて・・・彼に出会った。
彼は1年上の同じ大学・同学部というのは最初の挨拶で知ったものの、そこからは会ったら挨拶を交わす程度。
その関係に少し変化があったのが、入学式を終えてからの新歓コンパ。
色んな先輩が居る中・・・彼もそこに居た。
それから仲が深まるまで、それほど時間を必要としなかった。
近くに居る趣味の合う人。
それが私と彼の関係。
それが、私達を表す記号。
サッカーが好き。でも、人数を集めるのに苦労する。だったらフットサルで・・・
それが私と彼の共通項。
好きなチーム:イタリアの赤・黒のストライプのチーム。
好きな国:イタリア
これも共通項だっけ。
皆で集まって、深夜の放送を見ながら、あーでもない、こーでもない、と激論を繰り広げ、朝日が昇るとコートで試合、なんて日々を送りながら、夏休みが終わった辺りに彼が、こう質問してきた。

『あのコ、彼氏いんの?』

それは同学年の、同じサークルのコだった。
同じ女性だから、とサークル内で最初に仲良くなったコ。
私はプレーヤーだけど、彼女はマネージャー。
長い髪をサラサラとなびかせて、華奢で、傷一つ無い綺麗なコ。
かたや、プレーに邪魔、と髪はショート。男子に混じってプレーしてるから、華奢でもないし、色々無理するもんだから、膝なんて傷だらけの私。
あぁ、ああいうコが好みなんだ、とちょっとショックを受けたのを覚えてる。
でも、仕方ないよねぇ・・・と思って、聞いてみる?と軽く言ったのが運の尽き。

彼氏居ない。でも恋愛したくないわけじゃない。彼のこと、結構タイプかも・・・

そんな話を聞きだす事、それを彼に報告する時間の方が、何よりも多くなった。
そして『女友達なんてほとんど居なくて・・・』と、何故か恋愛相談までされる始末。
的確かどうかは分からないけれど・・・結局彼とあのコはクリスマスを前に付き合うことになった。

良かったね、おめでとう。

この時の私はちゃんと笑えてたかな?
照れながら『ありがとう、でさ・・・』と、クリスマスのデートプランを相談してきた彼を思い出すと、
どうやら上手く出来てたらしい。

一人暮らしをして、最初のクリスマス・・・サークルの皆に誘われたものの、なんかそんな気分じゃなかった。
あーあ、なんで恋愛相談やら手引きやらしちゃったんだろう・・・

そんなモヤモヤした気持ちで居ても、時間は過ぎるもので・・・お正月、テスト、バレンタイン、と
何事もなく過ぎていった。
一応バレンタインには本命チョコを、バレないように渡したが、本人にも気付かれなかったらしい。
彼とあのコも順調なようで、私は少しだけサークルに居づらくなった。
少し距離を置こうかなぁ、とサークルにも顔を出す頻度が少なくなった、初春。
年度が変わるか変わらない頃・・・私と彼が出会って1年が経った頃。

彼とあのコが別れた。

理由は聞いていない。ただ、サークルに顔を出すと、あのコの顔はなかった。
触れても良いのか、迷っていた時・・・あのコから、別の人を好きになった、と聞かされた。
それで、別れちゃった、と。別のサークルの人で、ちょっと顔出すのが気まずいから、サークルも移るね、と。

一応、理由は知ったものの、彼がまだ彼女を好きなのは目に見えてた。
サークルに顔を出すと、私の顔を見た後、少し悲しそうな目をする。
これは、私に対してだけでなく、他の女性の時でも同じようだったけど・・・その度に見てられない、
何とも言えない気持ちが襲ってきた。
サークル内では、彼が振られた、という事で慰める?会という名のタダの飲み会も開かれた。
それ以降は彼も少しずつ回復していった気もする。
私も少しずつ、笑い話にしてた気がする。
前のように、深夜のサッカー中継を観ながら、ああだこうだの激論になり、その足でフットサルコートへ、の日々が戻ってきた。
戻ってきた、と思っていたのに・・・


学年が一つ繰り上がって、少ししてから彼から呼び出しのメールがあった。
『ちょっと話がある』と。
アパートでもいいだろうに、何を話すのやら・・・と、思ったものの、少しの期待もあって、
待ち合わせたサークル塔にて。


「好きだ。付き合ってくれ」

「えっと・・・うん?」
と、最初の時系列に戻る、と。
事態の把握、完了。Q.E.D.と。
・・・いや、証明終了も何も・・・。
「ねぇ・・・一つ聞いていいかな?」
場を繋ぐために、なんとか言葉をひねり出す
「どうしてバラが一本?」
「ボッコロの日」
・・・あぁ、イタリアの風習で、男性が愛する女性に、一輪の赤いバラを、なんてのがあったっけ。

確か・・・
領主の娘?に恋をしてしまった一人の青年。
身分違いではあるものの、認めてもらおうと戦地へ赴く。
戦争で負傷してしまった青年が倒れたのは純白の薔薇が咲く園。
最後の力をふりしきり、一輪の薔薇を手折り、『これを愛する人へ』と友人へ託した。
娘は青年の血で深紅に染まった薔薇の花で愛する人の死を知った。

そんな悲恋から派生して、紅い薔薇=最愛の人からの永遠の愛の証、となり・・・
確かにこの時期、イタリアで『ボッコロの日=男性が愛する女性へ紅い薔薇を渡す日』になった・・・ハズ。
イタリアが好きだったから、色々行事を調べたことがあったから知っていたものの・・・知らなかったらどうする気だったんだろう?

「で、何で私なの?」
「質問は1個じゃねぇの?」
えぇ、確かに一つ聞いてもいい?とは聞いたけど・・・突っ込み所が多すぎる。
「じゃぁ、まとめて聞きなおすね。何故まだ元カノの事が好きなように見えるアナタが、彼女とはおおよそ真逆に位置するような私に、好きだ、とバラの花を?」
「それは一つ、か?」
「一文、ではあるよ?」
「あのコの事はもう忘れた、って言ったら嘘になるけど、それほど気にならない。確かにあのコとお前じゃ真逆・・・とは思わないけど、全然似てないのも知ってる。でも、いて欲しいときにいてくれる、お前が好きになった」
これでいいか?と彼は少し照れくさそうにして話してくれた。
「バラは・・・まぁ、お互い好きな国もあるし・・・何となく」
あぁ、共通項・・・
「それで、だ・・・」
いつまで俺はこうやっていればいい?と薔薇を差し出したままの姿勢の彼が言う。
「あっ・・・ごめん。ありがとう」
と、受け取ったはいいけど・・・あれ?受け取ってよかった?
「受け取ったのはYESだって考えていいんだよな?」
「うん・・・」
良かった、とほっとした表情で笑う彼。
あ・・・これ。
観たかった顔だ。
ずっと観たかった彼の表情。
あのコが独占してた笑顔。
あぁ、私のものになるんだ・・・うん。
そう思うと・・・ちょっとだけ泣けてきた。
「これからも、よろしく」
私は彼に向かって手を差し伸べる。
「おう」
彼の手と私の手が交わる。
彼の笑顔に、私も笑顔で返す・・・
「大好きだよ!」
精一杯の、気持ちを込めて・・・


テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ

トラックバック(0件)

タイトル (本文) ブログ名/日時

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(0件)

内 容 ニックネーム/日時

コメントする help

ニックネーム
本 文
即興小説〜紅い薔薇〜(手直しver) I wish...?/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる